パレード前処理 ●パレードが通る道をきれいにするために パレード前処理とは、パレード開始前に、パレードルートを清掃する作業である。 パレード開始１時間前になると、パレードルートにゲストが「座り」、ルートが形成される。 パレードが通るルートが汚いのはよろしくないので、集中的に清掃するのだ。 パレードルートの清掃は、基本的にパレードルート担当のカストーディアルが担当する。通常は違うところに配置されていても、パレード時は、ルートを担当するのが普通だ。 最近とくに重視されているのが、ごみを回収することである。カートを押すキャストが何人もルートを行き来し、パレートを待つゲストから紙トレイなどのごみを回収する。座っていると、ごみを捨てに行くわけにはいかない。 一方で、スイーパーなどにそういったごみを渡そうとするゲストもいて、受け取らざるを得ず、その処理に困ることも多いので、近年はカートを押すキャストを多く配置しているのが特徴である。 清掃作業はパレードが始まるまでに終わらせる必要があり、それでも、ぎりぎりまで現場にとどまって（とくにごみ回収）、対応している。 彼らこそ、パレードの大切な前座なのである。 ●パレード前処理の主な重点ポイント 　　・座っているゲストの様子に常に目を配り、差し出されるごみは必ず受け取ろう。 　　・ゲストがよく見ているので、かっこよく振舞おう。立ち話は見た目がよくないので、極力やめよう。 　　・パレードルートを守るため、ぎりぎりまで作業を続けよう。ただし、見る邪魔にならないように距離をとろう。