たまにインパーク・その11(2006年4月2日)

●天候の悪かった東京ディズニーランド

仕事が忙しい中、羽根をのばしに東京ディズニーランドへいってまいりました。もちろん目的はシンデレラ城ミステリーツアー。直前になって急にインパークすることが決まるのは、やっぱり友の会だなぁ。今回は赤ちゃん連れで、いつもとは違った進行となった。

私は仕事疲れもあり、ちょっと遅れて10時前に到着し、リフレッシュメントコーナーで一人遅めの朝食。それから友の会メンバーと合流して、さっそくシンデレラ城ミステリーツアーの行列に並ぶ。朝は180分待ちだったらしいが、我々が並び始めた10時30分過ぎには150分待ちとなっていた。それでも、すごい時間である。アトラクションでこんなに並んだ記憶が……昔アメリカで120分待ちだというので並んだシュワちゃんの出てくるやつで、気がついたら180分近く待たされたってことはあったけれど。

まあ、そういいながら、2時間くらいで入れるかね……とがまんして並んだ……のは私だけで、あとのメンバーは出たり入ったり。赤ん坊がいたせいもあったが、ふ、落ち着きのない人たちだ。最後を味わうんなら、この待つ苦しさも感じないとね。でも、寒かった。

待ち時間は長かったが、お城の中に入ってしまえばいつものショー。元気のキャストを先頭に、本当はお城の上に行きたいのだけれど、地下の階段を降りていく。連れの赤ちゃんは泣き喚きはしなかったが、やはり怖かったのか、父ちゃんと母ちゃんの間をなんども行ったり来たり。でも、泣かなかったのはえらいねって、まだ小さくてこわいということをまだ知らないだけだったのかもしれないが。

せっかく勇者を選ぶツアーだったので、赤ちゃんの手をつかんで挙げてみたのだが、選ばれず。
でも最後には、参加者みんなにメダルがプレゼントされた。なんか、最後になってこんな形で配るのは、ありがたみがないようで、むなしさが心を満たしてしまう。それはきっと、私が一度勇者になってメダルをもらったことがあるからだろうな。こんなにみんなが並ぶのは、終わりを惜しむためではなく、メダルが欲しいから、なんだろうから。
で、終わったらもう12時半を過ぎていたので昼食を、と思ったのだが、この時間でさがすのは難しい。でも、予約しておこうにも、城からいつ出てこられるわからなかったし。

といいながら、20分ほど並んでセンターストリートコーヒーカフェに入り、ゆっくりと昼食。
それからはベビーセンターなどものぞきながら、あちこちふらふらと、いつもよりゆっくりとまわる。これも赤ちゃん連れだったからで、仕事疲れがいっぱいの私にとっては、ちょうどよい感じだった。
噂のチョコレートとカレー味のポップコーンを買って食べてみたが、チョコはあんまり絡まっていないので全体的に味が薄く、かなり微妙。カレーも酒のつまみにもなるかと思うが、やはり絡まり具合がよくない。どうせなら、出来上がったポップコーンにそういうフレーバーを絡めたほうがもっとおいしい気がするんだけれど。

リニューアルしたパレードも鑑賞。音楽は平坦で、今ひとつディズニーのパレードらしいノリがない。ショーモードがなくなったのはいいけれど、ちょっと長いような気がしたのは、寒かったからか。
この日は天気がよくなかった。でも、夕方近くまで雨は降らなかったけれど、風が冷たく、寒かった。
店をのぞいたり、なるべく建物の中で待てるようなアトラクションを利用したり。夕方にはお茶をクイーン・オブ・ハートでいただく。まわりが食事をしている中でのお茶の光景はちょっと浮いていたかな。
外にでると、雨は本格的に降っていた。それも風は強く、遠くでは雷も。
トゥモローランドに移動して、今回唯一とったファストパスでバズ・ライトイヤーに入り、もう移動するのもいやになる天候だったのでそのままミクロアドベンチャーへ。……なんか、異様な盛り上がりだったのは、外国人が多かったからだろうか。
で、そのあと夕食を、ということになり、最初はワールドバザールの中で、と思ったら、みんな同じ考えなのか、大変な混雑。
だめだ、こりゃ、と思っていたら、ブルーバイユーレストランは待ち時間なしで入れるという情報が入ったので、大雨の中そちらに入り、ゆったりと食事。
食事が終わって外に出ると、お月様が出ていた。パークの中は閑散としていて、おそらくあの天気だからと、みんな帰ってしまったのだろう。でも、すでに疲れきった我々一行はどこへいくとでもなく、カリブの海賊にだけ入って、この日は終了となった。

思えば、こんなすごい天気の中、パークで遊んだのは初めてだった。仕事のときは何度もあったが。大雨の中、意味もなくスクイジーをかけつづけた記憶を思い出して、ちょっと憂鬱な気分になったが、でも、全体的にはゆったりとできて、楽しかった。ひさしぶりだったが、やっぱりインパークはいい。