たまにインパーク・その15（2007年4月22日） ●風が強い日 風が強い日だった。エリアは荒れ放題で元化すととしては忸怩たる思いを抱きながらのインパークとなった。 だって、一面ごみだらけなのに、カストはもうほとんど放棄していて、大きなごみしか対応しないんだせもの。こんな日だから仕方ないが、もう少し努力しているふりをしてもいいんじゃないのか。……ちゃんとプッシュもって戦っている人もいたけれど。 ワールドバザールを突っ切って、まず驚く。ウォルトとミッキーの姿が……。 ああ、草葉の陰でウォルトが嘆いているのではないか。 あぜんとしながら通り過ぎ、集合場所でメンバーと合流し、最初にカリブの海賊へ……とふたたびウォルトの前を通り過ぎようとすると、そこではフラのショーをやっていた。一般の参加者だろう。 ところがである。強風が突然吹きつけ、スピーカーがひっくり返ってしまったのだ空気が凍りつく会場だったが、キャストは冷静にスピーカーを建て直し、何事もなかったようなふりをする。でも、会場の空気がおかしくなってしまったのは、しかたないか。 最初にカリブの海賊に入る。あれ、でも何か雰囲気が違う。く、暗い。こんなに暗かったか。連れの子どもは泣き叫ぶ。そりゃ、怖さは倍増になっていた。ほかにも、細かいところがいろいろと変わっていたが、マニアではないので、定かではない。 続いてジャングルクルーズ。並んでいるときのジャングル放送局のアナウンスがおもしろかった。 最近、ジャングルでは獰猛な動物に襲われる事件が後を絶ちません。これから旅立つみなさんも気をつけてください。獰猛な動物はそっと近づいてきます。そして背後から、 「どうもー」 と、声をかけます。 ……それから、ふらふらと歩いて、グロットの白雪姫の噴水のところでスティッチを観察する。昨年に引き続き、今年もスティッチのイベントをしているんだね。パーク内にはあちこちスティッチが隠れている。これはけっこう楽しいけれど、パーク的にはどうかなぁ。 それからトムソーヤ島に渡ってみた。ああ、島が変わっている。キャッスルロックが原型をとどめていないほど変わっていた。……があるたびに形が変わるといわれたキャッスルロックだが、今度は何があったのだ。 洞窟の動く岩も菜固められている。ここにあったという宝物はいったいどこへいったのか。 お食事はひさびさにグランマ。味は……こんなものか。 本日は風が強いせいなのか、パーク内は比較的空いていた。だが、そのせいで巣ー゜社類便とも通常のパレードも、もちろん花火もすべて中止。マークトゥェイン号もダンボもスタージェットも止まっていた。 食事の後はふらふらとミッキーマウスレビューやイッツァ・スモールワールドに入り、トゥーンタウンでは噂のガチャガチャをやって、スペースマウンテンの囲みをたどって、スターツアーズに入り、ワールドバザールで買い物。けっこう長く買い物していた。その間に昼のパレードは中止。 しかたがないので、ひさびさにワッフルを食べる。今はストロベリーがスペシャルメニューらしい。 それからカントリーベアシアターになぜか二度入り、ビッグサンダーマウンテンは、諸般の事情でバックドア対応で入る。ひさしぶりに入ったあの扉。こっちにいけば、ああそこだし、こっちにいけば、……ときょろきょろしたり、ドアノブをとる姿をキャストさんがあやしい、という目つきで眺める。おっと、私は普通のゲストだった。 ……と、ここで夕方なのだが、風はいっこうに止みそうにないし、入るべきところにはだいたい入ったし、ということで、これでなんとインパークは終了。最後はイクスピアリに移動して、飲んだくれて終わる。最近、なぜか最後は飲んで終わっているような気がする。これもやっぱり大人になったということかなぁ。 あ、定番の一つ、チキルームに入っていなかった。 それはともかく、天気のいいときにいくのもいいけれど、こういう変な天気のときらいくと、また違った楽しみがあってよかった。風の日のカストーディアルの対応とか……ってそんな見方をするのは、我々だけか。