たまにインパーク・その3(2004年2月7日)
●懐かしかったぞ、リメンバー・ザ・ドリーム
ひさびさのインパーク友の会によるインパークということで、東京ディズニーランドへ行ってきた。最近毎月遊びに行っているような気がするけれど気にしない。

今回のインパークのきっかけは、友の会会員の一人が某社から買い物をした際に、なんとスポンサーラウンジの使用権を得ることができたためであった。その恩恵をほかの会員が与えられたというわけなのだ。
いつもだと舞浜駅前で待ち合わせなのだが、今回はなぜかパーク内で集合することに。最初は今回の幹事役の人から「カフェ・オーリンズに9時30分」といったきたから「そんな時間にはやってねぇ」と私が反論し、リフレッシュメントコーナーに場所が変更となった。
そこで集合して軽く朝食代わりにみんなでホットドッグを食べる。私はロングを頼んだのだが、ふつうのものを頼んだ人のホットドッグを見ると、ソーセージもパンも私のロングのものより太い。でも、値段は私の方が高い……もしかして、ぼったくられた?

それはともかく、さっそく某アトラクションへ移動してスポンサーラウンジへ。
くわしくは違うところで書くかもしれないが、ごく普通のラウンジであった。おまけにファストパスがあるアトラクションなので、優先的に乗れてもあんまりうれしくなかったが、よく考えたら、苦手なものなので、ここ数年乗ったことがないものだった。だから、ちょっと新鮮だった。
乗ったことがないと言えば、カヌー探検も最近はなかったので、今回は漕いでみた。冬はやっぱり水系のものは空いているね。漕ぎながら、ついついカヌーの裏話をしてしまい、前でがんばっているキャストさんの顔をひきつらせてしまう。

それから、ラケッティで「リメンバー」ということで再販されたチリドッグを食べてみる。朝に続いて二回目のホットドッグである。クリッターカントリーがオープンしたときに販売していたもので、ついつい懐かしくて買ってしまったが、よく考えたら食べるのは初めてだったりして。……モスバーガーのチリドッグの方がおいしいのは言うまでもないか。
それからふらふらとただよい、今度はトゥーンタウンで春巻を食す。でも、あまりおいしく感じないのは、わたしが春巻ぎらいだからだろうか。

……そう、今回のインパークは食べ歩きツアーということになってしまったのだ。

でも、再販されたイチゴチュロスは素通り。ハニーレモンチュロスも販売していたが黙殺。なんであんな面妖なTDLで食べ物が売られているのか、疑問である。

そうこうしているうちにミート・ザ・ワールドに到着。久しくインパークしていなかった会員の一人が、ミートの行列を見て感涙。でも、リメンバー・ザ・ドリームの抽選を外してしまう。はあ、今日のメインだったのに。
シンデレラ・ブレーションは当選したが、昔のブレーションの方がよかったと主張するメンバーが多いので、それほど喜ばず。
ここであっと驚く出来事。ミートの前にあるTDL最大のレストルームが現在工事中だったのである。ここを閉鎖しても大丈夫なのか? っていうか、工事しても大丈夫な程度の入場者数が続くのか? 施設的にはパーク内でも比較的古い施設だったので、おそらく前面リニューアルするつもりなのだろうが、ちょっと驚きであった。
と、ここで昼食ということで、ワールドバザールをさまようが、テーブルサービスはどこも数十分待ち。どうしようかね、と思ったら、穴場がありました。「レストラン北斎」。すぐに入場できて食事にありつけました。でも、やっぱり高い…………。味はまあまあですが、しいていえば、どれも量が少ない。

じゃあ、続いてワッフルでも食べにいくか、という意見も出たが、さすがに食事後だったので、賛成少数で却下。
それから、オリジナルフォトフレームをもらいにカリブの海賊に入る。なんだそりゃという人に解説すると、20周年ということで、パークで撮影した写真を持っていくと、オリジナルのフォトフレームをくれるというものである。
交換場所がカリブの海賊の二階なのだ。ここは混雑時に行列がならぶところなのだが、使われたのは開園からちょっとしかないという噂。この奥に入ると……というのはバックステージの話なので、置いといて。
キャストにわたしが持ってきた写真を見せると絶句される。わたしがキャストやっていたときの写真を持っていったのだ。
「あのう、一応ゲストとして来園したときの写真ということになっていまして」とあたふたしていたので、しかたなの予備の写真でフォトフレームをもらう。まあ、しかたないだろう。
それからちょっとふらふらしてアトラクションに乗ったりすると、もう身体が冷たい。この日は本当に寒くってすぐに身体が冷えてしまう。こんな日はお酒をいっぱい……なのだが、TDLでは売っていない。

そんな中で見たのが「リメンバー・ザ・ドリーム」。はっきりいって、ゆるいショーだった。とても期待していたのだが、歴代のショーのつなぎ方がぎこちないし、とくに初めの頃のショー関係が衣装の関係もあって、貧相に見えてしまう。本当は今よりももっと夢も希望もあるショーたちなのに。
でも、ワンマンズドリームやダイヤモンドホースシュー・レビュー、クラシックス・オン・パレード、パーティグラ、ワールドフェア、クラブディズニーなど、思い出深いショーが多くて、友の会メンバーも感慨深く見ていたのだ。
でもそれは「リメンバー」がよかったからではなく、昔のショーが懐かしかったというだけなのだが。

感動と寒さに震えながら、ちょっと遅めのおやつにブルー・バイユー・レストランへ入ってお茶をする。ここは高いレストランというイメージがあるけれど、お茶だけでもできるのだよ。お茶と立派なデザートで、1000円かからないので、まあ、まっとうな値段だろう。

お茶をして外に出ると、もう夜。またちょっとふらふらとアトラクションに乗っていると、もう夕食。クイーンハートのパンケットホールでこの日一番の待ち時間、30分ほど待って夕食をいただく。
本当に今日はたくさん食べたのだ。

食事をしていると、建物にとどろく爆音が炸裂。食事に夢中になって、花火の時間を忘れてしまったのだが、まあいいだろう。

そして、シンデレラブレーションを鑑賞。こちらは当選したので座ってゆったりと見ることができた。最初は去年と同じかと思っていたのだが、そうではなかった。昨年わたしが緩慢だと思っていた部分がだいたい削除されていて、ずいぶんとスムーズなショーになっていた。本当はほかのディズニーキャラクターなど呼ばずにシンデレラだけで見せたいところだが、昔のような企画力はどうもないようだし、時間も15分くらいが限界だろうから仕方ないか。でも、簡単なシンデレラの物語と、その後の結婚式みたいな形でやれば、いけると思うのだが。
どちらにしても、前回にくらべるとかん動的なショーであった。

ショーを見終わったあと、ピザでも食べて帰るかという意見が出たが賛成少数で却下され、帰路についた。

うちへ帰ったら、おなかがパンパンだった。……当たり前か。ひさびさに食いまくったインパークで、友の会のメンバーといくのは新しい発見もいろいろとあって楽しかった。