●アナハイムのディズニーランドリゾート旅行記
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旅行のツアーに2daysパスポートがついていたので、夕方にアナハイムに到着した私は、ホテルからダウンタウン・ディズニーを通って（というか、通るしか道はないんだけれど）疲れたという父を連れて、ディズニーランドへ入園した。
数年前、ここを訪れたときはカリフォルニア・アドベンチャー完成直前のことで、ほとんどできていたのだが、中に入ることができなかっのだ。
あまり歩きたくないという父のため、まずは入口に駅があるディズニーランド鉄道へ乗り込む。各所に駅があるけれど、我々はとりあえず一周して様子を見る。
まずびっくりは、シンボルである眠りの森の美女城が改装中で覆いがかけられていて、何も見えなかった。５０周年に向けて、装飾されているようだ。
建物の横にあった看板。こんな風になるらしい。
もっとびっくりしたのは山系アトラクションがすべて止まっていたことだ。
スペースマウンテンは大改装中で今年いっぱいは止まっているらしい。ビッグサンダーマウンテンは、例の事故のせいで、止まったまま。マッターホルンボブスレーも定期点検中らしくって止まっていた。
ほかにもホーンテッドマンションがハロウィン用に向けた改装でお休み。
もう、つまらん。
しかたないので、まずはインディアナジョーンズ・アドベンチャーへ。日本のと、ちょっと名前が違うのは、英語読みだからだね。
最初はファストパスをとろうとしたが、乗っても１０分待ちだったので、乗ってしまう。
シー開園後、初めて乗ったけれど、アナハイムのものの方が動きが激しく、いい感じのようにも思えるが、それぞれ、ちょっと違うので、どちらがどちらとはいえない。
続いて、カリブの海賊へ。私はＴＤＬよりアナハイムの方が好きだ。二回落ちるし、海賊船が現れるまでの洞窟の雰囲気がときにいい。天井が東京よりも高いせいかもしれない。
それからスプラッシュマウンテンに乗ろうかと思ったが、父親がそれは勘弁してほしいというので、近くにあったプーさんのハニーハントへ。……以前はカントリーベア・ジャンボリー（東京でいうシアターやね）があったのだが、つぶされて、プーになってしまったんだね。
で、ここのプーは東京よりあとにできたのに、フロリダと同じでリニアではなく……。父親とぽかんとしながら乗ってしまった。あきらかに子供用である。
歩きたくない父のため、また鉄道に乗って、こんどはトゥモローランドへ。最初は日本語地図をもって歩いたのだが、古いし、細かくは乗っていないので、英語のマップを頭を使いながら見ないと行けないのはつらかった。
すっごい混んでいたアトラクションがあり、何かと思ったら、東京でいうサーキットウェイ。父は何度も「これの何がおもしろいのか」とつぶやいていたが、子供は楽しいんだろうね。
見るべきものはあんまりないので、スターツアーズへ入る。ここは東京とまったく同じなので、英語だという以外、ふーん。というところ。これで、ディズニーランドの主なアトラクションはだいたい乗ってしまった。２０時近くとなり、夕食の時間でもあり、「酒が飲みたい」という父の希望（私もそうなのだが）があったので、隣のカリフォルニア・アドベンチャーへ移動する。そしたら、夜のパレードが始まる直前で、目的の店へ移動するのが大変。で、なんとかたどり着いたら、すでにラストオーダー終わり。ここは２１時閉園のため、テーブルサービスのところは早く終わってしまうんだね。しかたなく、夜のパレードを見ることにする。
夜のパレード……エレクトリカルパレードなのだ。それも、昔、ＴＤＬでやっていたものと同じ「ような」もの。厳密にいうと、アメリカ版のものなので、最後のフロートはスモールワールドではなく「アメリカ万歳」なのだが、昔のＥパレを見ることができるとは思わなかった。「さよならエレクトリカルパレード」を平日なのに休んで見に行って、最後、バックステージに消えていくところまでを見届けた私としては、感涙するほど懐かしかった。ダンボのサーカスのフロートでの手品のシーンなど、本当に「これだよね」という感じであった。やはりエレクトリカルパレードは淡い光と無機質な音楽がいいのだ。
このパレードを再び見ることができただけでも、わざわざカリフォルニアへ来た甲斐があるというものだ。
パレード終了後、閉園するというので、しかたなくホテルへ帰る……というか夕食を食べるために。ちなみに夕食はホテルで日本食……寿司定職を食べた。高かったが、まあまあの味であった。ディズニーのホテルであったため、椅子などにさりげなくミッキーの姿があったのがよかったな。
続いて二日目。
……旅行会社から、ディズニーリゾートで使えるクーポンブックをもらっていた。その中には、いくつかのアトラクションの優先入場券……メジャーなものはほとんどないが。パレードの指定席券、買い物のディスカウント１０％引き……使い忘れてしまったが。特別なピンバッチの交換券。それと、トゥーンタウンへの優先入場券……パークは９時オープンなのに、なぜかトゥーンタウンは１０時オープンなのだ。その一時間、チケットをもっている人は優先的に入れるそうで、これはＪＴＢだけの特典だとか。
父はなぜか行くつもりで「せっかくもらったんだから、行かないと」……といいながら、二人がホテルを出たのは１１時過ぎ。ぐっすりと眠ってしまったのだね。
今回は最初にカリフォルニア・アドベンチャーへ入って昼食。ファーストフード系といきたいのだが、父はちゃんとしたものが食べたいというので、やっぱりテーブルサービスのレストラン「アリエルズ・グロット」へ。
そこは、キャラクターが出てくるレストランだったんだな。
「じゃぱにーずめにゅー、ぷりーず」
と日本語メニューを頼む。ディズニーのテーマパークであれば、だいたいは、おそらく、日本語メニューがおいてある。
父はフィッシュ&チップス、私はミートパイ……朝……昼か……からヘヴィーなものを食べた。それも酒つきで。
途中、ミニーやプルート、チップ&デールがやってくるが、われわれはひたすら食べることに徹する。
子供がサインをほしいといったら、寝っころがって書き始めた。
腹いっぱいになった我々はふらふらと外に出て喫煙所を探す。私は吸わないが、父はかなりのスモーカーで、アメリカへ向かう飛行機の中でもかなり苦しんだのだが、テーマパークの中でも喫煙所がどこにあるまか、なかなかわかりにくい。私の、元キャストの勘でなんとか探し当てて吸わせる。
本当に世話が焼けるなり。
たばこのあと、入場時にファストパスをとっておいた「ソアリン・オーバー・カリフォルニア」に入る。
最初に入ったときは失望した。スターツアーズのようなシミュレーター系なのだけれど、いろんな遊園地にある「露骨な動く座席」に見えたのだ。これじゃあ、だめじゃん。
最初はそう思った。しかし、動き出したら、それはまったく違う、今までにない感覚を味わった。
本当に、空に浮かび上がって、飛んでいるような感覚になれたのだ。具体的に書く筆力はないし、買い手もつまらないので、ぜひ一度体験したらいいと思う。今まで、ＵＳＪのスパイダーマンが一番のアトラクションだと思っていたが、これも十分いい。ミート・ザ・ワールドの後継はこれでいいんじゃないかな。風景を日本にすればよいのだから。
これに乗っただけでも、ロスへ遊びに来た甲斐があったというものだ。
それから、ウォータースライダー系でカリフォルニア・アドベンチャーのメインと思われる「グリズリー・リバー・ラン」に乗り、びしょぬれになる。一緒に乗ったアメリカ人と、言葉はわからないけれど、感情を共有してさけび、笑うことができた。アニマル・キングダムと似たような感じだな。
次のアトラクションに乗る途中、喫煙休憩。私は吸わないので周囲をふらふらとする。父は「アメリカ人にいろいろと話しかけられるんだよ」と困惑していたが、なら、吸うな。少数派同士、アメリカ人は気軽にどうも語り合いたいらしい。うちの父親も話し好きだから、言葉がわかればねぇ。
そういえば、渋谷の地面に座っていそうなにーちゃん、ねーちゃんがたばこをすっていて、かっこ悪かった、明らかに浮いているファッション、とくに女の子は売春婦かと、こちらでは思われるような肌の露出したかっこうで、どぎつい化粧でたばこをすっているのだ。
これじゃ、日本のイメージ悪くするね。やっぱり、ＴＰＯをはっきりさせないと。
つづいて、タワー・オブ・テラー……ここの最新アトラクションで、東京ディズニーシーにもできるアトラクションに乗る。
フロリダのＭＧＭで乗っていたので、同じものかと思ったら、違ったのだ。フロリダは途中、部屋の中を移動するだけなのだが、ここは、単に上下するだけなのだ。
……つまらなかった。東京にできるものは、フロリダのものにしてほしいものだ。
それからディズニーランドの方へ移動して、昼のパレードを見る。昼のパレードはやっぱり東京の方が気合が入っている。こっちは短いし、ちゃちな感じだ。
それから、お土産を買うために、メインストリートＵＳＡのお店を歩き回る。
その後、ファンタジーランドで「白雪姫」のショー見る。奇をてらわない、映画どおりの白雪姫のショーであった。言葉はわからなくてもよくわかったし、7人のこびとはキャラクターではなく、そのものだったし（書き方が難しいな、ようするに人だったということ）ミッキーたちも出なかったが、すごくよかった。変な仕掛けや踊りなどに走る傾向がある東京も少しはこういうシンプルなショーを見習ってほしいものだ。初代のシンデレラ・ブレーションみたいに。
このあと、マークトウェイン号に乗り、アメリカ河を一周。
ふたたび、カリフォルニア・アドベンチャーへ移動し、エレクトリカルパレードを特等席で見る。スタート地点に特等席が設けられていたんだな。本当に直前に到着したのに一番前で見ることができた。私にとっては、微妙にバックステージが見えたのが楽しかった。
さて夕食かな、と思ったら、カリフォルニアアドベンチャーはこれで閉園。おなかを空かせたまま、パークをあとにし、ダウンタウンディズニーへ向かうのであった。
二日間の滞在中、ディズニーランドの方のアトラクションが止まっていたものばかりで、ちよっと、拍子抜けではあったが、初めてのカリフォルニアアドベンチャーは楽しめた。でも、ちょっとディズニーのテーマパークっぽくなかったな。
イメージは東京ディズニーリゾートと同系統なんだろうけれど、舞浜地区の方が広いのかな。
来年は５０周年なので、そのときにもう一度行ってみたい。
※ディズニーランドとは関係ないがロスのチャイニーズシアター（スターの手形があるところ）にあったドナルドダッグの足型。ミッキーはまだないらしい。なんで、ドナルドが先なのだ？ |
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